盛岡ドミニカン修道院ガレット復刻秘話
あの味をつないで―おかえり、ガレット。

ほんのりとした優しい甘さのベルギー風のお菓子「盛岡ドミニカン修道院ガレット」。

盛岡ドミニカン修道院ガレット

2005年、惜しまれながら製造・販売をお休みしていた盛岡ドミニカン修道院のガレットをカワトクが復刻し、今なお盛岡の味として親しまれています。

修道院の跡地には1989年にアネックスカワトク(2025年閉店)が建てられたこともあり、ガレットとカワトクを結びつける小さなご縁となっています。

今回は、その復刻の経緯や思いを株式会社佐々木製菓様に教えていただきました。

復刻の経緯

2005年5月、当時の食品担当係長から「来月(2005年6月)でガレットが終売する。佐々木製菓で引継いで製造できないか?」との打診がありました。
盛岡ドミニカン修道院ガレットは、盛岡で歴史のある銘菓であることは知っていましたので、なくなるのはもったいないと思っていました。

ありがたいお話でしたが、当社に洋菓子の技術もなく、また使ったことのない原材料を使用していたので、当社にできるか非常に迷いました。
しかしながら川徳様、修道院様との面談や見学を通して「なんとか復刻させたい」との熱い思いに触れ、お引き受けしました。

試作に悩む日々

その後、約2週間修道院様に通い、仕込みや焼成など丁寧に教えていただきました。
修道院様に通っていた時は良かったのですが、当社で試作しはじめるとなかなかうまくいかず、その後も何回も問合せしたのを覚えています。
また、川徳様から原材料も製法も一切変えず製造してほしいとの要望でした。
原材料の中には当社の取引業者で扱っていないものもあったため、手配には苦労しました。
機械の搬入や、包材の準備等でお時間をいただきましたが、2006年4月に「盛岡の優しい味を残したい。」をキャッチコピーに、川徳オリジナルとして復刻しました。

守り続けた、あの味の約束

こだわったのは、修道院様が作っていたあの味を変えない。それだけです。

復刻して間もない頃お客様から「食感が違う。」とご指摘があり、改めて修道院様に一から確認していただいた苦い思い出もあります。
それでもお客様の声を頼りに、当時と変わらない味をつなぎ続け、販売から20年が過ぎようとしています。
初めて復刻した商品を売場に陳列した時の光景は、今でも私の胸に強く残っています。


■取材協力:株式会社佐々木製菓 代表取締役 佐々木 親憲 様


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川徳創業160周年記念商品
[カワトクオリジナル]ガレットクリームサンド
5個入 … 972円(税込)
10個入 … 1,944円(税込)

ガレットを変えないこだわりはそのままに、岩手県産小麦を使うことで、より地域感を意識しました。
また、メイプルクリームをサンドすることでさらに「盛岡のやさしい味」を表現しています。
盛岡の新たな銘菓となれば幸いです。

■4月17日(金)より発売
■B1F/県産品売場

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