FACE / 場所から、かおへ。
160周年コンセプトができるまで
× homesickdesign
― 想いがかたちになるまでの舞台裏 ―

2025年春、160周年プロジェクトチームが集まりワークショップを開催しました。
同じ店舗の中で働くけど、フロアも部署も違う人達。日頃聞くことがないお互いの考えを交え、いくつもの気づきやアイデアが生まれます。

舞台裏こぼれ話
160周年を迎え、私たちはどのような未来を描くのか、目指すのか…?
ワークショップでは、大喜利『こんな160周年は、やんた!』も開催されました。次々と貼られる付せん。「誰も知らない160周年」「全然楽しくない160周年」「170周年に私たちいるのかな(←何てことを!)」
皆のあふれる思いから笑いの輪が広がり、たくさんの気付きが生まれました。
今の川徳に対する、声にならない本音。
「変化がないイメージ」「ただの買い物の場所」「自分とは無縁な場所」。
厳しい現実ではありますが、しっかりと受け止めることで、次の一歩を踏み出すことができるはず。
こうした本音を受け止め、私たちは、川徳の見直すべき価値を考えていきました。
「ここにしかない、特別なベネフィットって何?」

私たちがとりわけ想いを込めているのは、「つつむ」ことです。
贈り物を丁寧につつむ手元。
そこには、おもてなしや気遣い、長年大切にしてきた所作が息づいています。
「つつむ」は川徳の誇りと、やさしさのあかしです。
けれど、160周年のその先にすすむには、果たして「つつむ」だけでいいのでしょうか?
つつむことで、奥にある想いがそっと隠れてしまわないように。
つつむことで見えなくなってしまうものにも、私たちは目を向けていきたい。
川徳で働く私たちの個性や接客にも、大きな価値があるはず。
今こそ、「かお」を見せよう。かくさずに、まっすぐに心を届けよう。
そして、「ただの買い物をする場所」から、「地域のかお」となる未来を想い描こう。
160周年コンセプト『FACE / 場所から、かおへ。』
こうして、〈人〉に注目したコンセプトが誕生したのです。

ロゴ制作メモから
かおは同じ方向を向くのではなく、お客さまと向き合うように、対話をするようなデザインに変更しました。
こちらは コンセプトをもとにした、ロゴ案のラフスケッチです。
「160」と「かお」を組み合わせるイメージで工夫を重ねます。
最終的なコピーも「顔」ではなく「かお」とすることで、やわらかい印象となるよう意識していきました。
そして、完成したロゴです。
川徳が160年間築いてきた、誠実で上質な印象を、洗練されたラインで表現しました。
線と余白によって「対話」や「向き合う」姿勢を象徴し、川徳という「場所」が、人と人とのつながりの中で「かお」を持ち始めるそんなコンセプトを、静かな佇まいの中に込めました。
創業160周年を記念して制作したロゴマークは、これからの一年、さまざまな場面で皆さまの目に触れることと思います。
2026年、このロゴとともに川徳をどうかあたたかくお見守りいただけますと幸いです。



