託された品々がかなえた、
川徳歴史ミュージアム

160周年記念として4月に開催した「川徳歴史ミュージアム」。展示された資料や品々の多くは、お客様からの温かいお申し出により寄贈いただいたものです。長い歴史の中で紡がれてきた思い出や記憶が詰まった品々の中から、歴史館で展示した寄贈品と未展示の寄贈品の一部をご紹介します。

岡持ち

盛岡ドミニカン修道院ガレット

黒漆塗りの岡持ち。詳細は残念ながら現在は不明です。
こちらの岡持ちが使われていた時代は分かりかねますが、川徳が食堂部を開始したのは1934(昭和9)年9月。
出前をしていたのか、どのような料理をお届けしていたのか、想像が広がります。

アネックスカワトク模型

ヘラルボニーとの歩み

1989(平成元)年10月オープンしたアネックスカワトク(2025年閉店)の模型。建設に携わった会社さまから寄贈いただきました。アネックスカワトクの建設地は、かつてドミニカン修道院の跡地であり、旧街道の証である一里塚や松並木が残っていたことから、環境に配慮した心配りあるデザインが施されました。建物の三角屋根は祈りを捧げた修道院の面影を残し、史跡である一里塚も伸び伸びと保存することでこの地の歴史をつなぎました。
身をかがめて模型をのぞきこむと、当時の賑わいが模型の中によみがえるようです。

食器ギフト

ヘラルボニーとの歩み

解体されるお宅から見つかり、寄贈いただいた肴町時代のギフトです。
レッテルの裏に印字されている電話番号は②3101-3105。この表記から、1960年代(昭和30年代)頃のギフトと推定されます。

レッテルは川徳のギフトであることを伝える“かお”のような存在です。徳のマークの背後には雄大な岩手山が描かれ、地域の百貨店らしく温かみのあるデザインです。

盛岡ドミニカン修道院ガレット

ガラスの食器が収められているのは、トランクのように大きな木箱。持ち上げると、ずっしりとした重みを感じます。こちらを包装するのは、きっと大変だったのでは…?当時の贈り物に込められた思いが伝わってくるようです。

今回ご紹介した品々は、単なる資料ではなく、お客様と川徳がともに歩んできた時間の証でもあります。歴史館の開催期間中にも新たな寄贈のお申し出をいただき、そのたびに川徳が多くの方々に支えられてきたことを改めて実感しました。大切な思い出を託してくださった皆様に深く感謝申し上げます。これまでの歩みを未来へつなぎながら、これからも皆様とともに新たな歴史を重ねてまいります。

  • スマイリングハート
  • 岩手日報社 × 川徳 特別対談 前編
  • 南海遊先生 小説 第4話
  • ヘラルボニー記念商品
  • 盛岡ドミニカン修道院ガレット復刻秘話
  • ロゴコンセプトができるまで
  • 包装紙タイムトラベル
  • 屋上遊園地の思い出