大暖簾デザイン総選挙
みんなで選んだ、ディスプレイの“かお”
暖簾(のれん)をくぐるとき、あなたはどんな気持ちがするでしょうか。
少し特別でありながら、どこか安心させてくれるような――そんな心地よさを覚えるような気がします。
暖簾は、ただの"営業中"の目印だけではありません。
長く続いてきた店として、老舗の積み重ねてきた信頼をあらわす存在でもあります。
創業以来、私たちは川徳の暖簾を守り、先人達が大切にしてきた商いへの姿勢や、お客さまからの信頼をつなぎ続けてきました。
時代とともに店舗は姿を変え、暖簾が店の入口を飾ることはなくなりましたが、160周年を迎えるこの春、店頭に記念大暖簾が掲げられます。
川徳の周年や創業祭などの新しいディスプレイの"かお"となる暖簾です。
「それなら、デザインは今ここで働くみんなで決めよう!」と、2026年の初めに社内で大暖簾デザイン総選挙が開催されました。
6種の候補から選ばれたのはこちらのデザイン。

《徳》の字を、線と円を端正に整えたデザインにするか、あるいは押印したような、わずかな歪みや滲みを残したデザインにするかで票が分かれましたが、最終的には判子を思わせる《徳》をあしらったこちらの意匠が、次点に大きく差をつけて1位となりました。
投票総数は270票。
従業員数を上回る多くの方々に参加いただき、パートナー社員の皆さんをはじめ、まさに全員が一丸となった取組みとなりました。
社内からは「こうやって全員参加するって中々なかったよね」「投票できて楽しかった」といった声も寄せられています。
制作した大暖簾は、これからも毎年の創業祭をはじめ、川徳のさまざまな催しや売り出しで大切に飾られていきます。 訪れるたびに、変わらぬおもてなしの心を感じていただける——そんな恒例のしつらえとして活用してまいります。

明治時代の先人たちは、看板や暖簾に「嘉和登久」と書いて店頭に掲げ、お客さまの幸福と店の発展を祈っていたといいます。
「嘉」 嘉祥、それは幸福の予感
「和」 和を贈る 喜びのお手伝い
「登」 登る勢いは、暮らしを高める力
「久」 久遠、やがて未来へと続く階(きざはし)
私たちはこの思いを暖簾に重ね、投票で選ばれた“かお”=大暖簾をくぐる時、あたらしい出会いと喜びが、多くのお客さまに訪れることを願っております。








